診療科部長からのご挨拶
耳鼻咽喉科は耳・鼻・のどだけでなく、口腔内(歯関連の病気は担当外)や顔面、頚部の疾患も担当しています。ここでは、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚の受容器(センサー)があり、もちろん触覚もありますので視覚以外の感覚の多くを担当している領域です。
これらの感覚だけでなく、発声、嚥下、咀嚼、呼吸等の運動機能にも関係しており、生きていく為以外に人生を楽しむ為や危険を回避する為に役だっています。これらが障害されると生活の質が下がったり怪我や体調不良を起こす危険性が高くなります。
当院耳鼻咽喉科では一般的に言われている先進医療や高度医療は出来ませんが、大学病院や中核的大病院と一般開業医との間に位置する中間的規模の耳鼻咽喉科です。よくある病気で入院や手術が必要な場合はご相談ください。ただし、悪性腫瘍の治療や耳の手術は他病院に紹介させて頂きます。
現在行っている治療
当院耳鼻咽喉科で最も多い手術は扁桃摘出術で、続いて内視鏡下副鼻腔手術、頚部良性腫瘍手術と続きます。年によって変わりますが最新の2023年の実績では、扁桃摘出術26名、内視鏡下副鼻腔手術6名、頚部手術3名、等です。
手術以外で入院される患者様で最も多いのは、扁桃炎や扁桃周囲膿瘍で痛くて食事が摂れない場合です。突発性難聴や顔面神経麻痺でステロイド治療が必要だが、糖尿病があり通院治療では血糖コントロールが出来ない場合の入院治療がその次です。あとは急性喉頭蓋炎や喉頭浮腫で窒息の危険性がある場合や前庭神経炎などのめまいで自宅療養が困難な場合、等です。
スタッフ一覧
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後藤 孝和
主な資格
- 日本⽿⿐咽喉科学会(専門医・騒音性難聴担当医)
- 日本口腔・咽頭科学会
- 厚生労働省(音声言語機能等判定医師・補聴器適合判定医)