診療科部長からのご挨拶
放射線科は一般撮影、透視、CT、MRI、血管撮影などの画像検査を放射線診断科の医師・看護師・放射線技師と協力して行うことを業務としています。
昨今、CT、MRIなどの画像診断装置の急速な進歩により、得られる情報量が加速度的に増えています。これを解析して疾患の情報を的確かつ迅速に各診療科に伝える放射線専門医はきわめて重要な役割を担うようになっています。
放射線専門医は院内の画像診断の大部分を担当し、検査当日に迅速に読影診断レポートを作成しています。検査後の画像や読影診断レポートは病院情報システムに公開しており、リアルタイムに院内のどの端末でも参照が可能となっています。
当院は病診連携を重視しており、院外からの紹介患者様にも、スムーズに検査を受けていただけるよう仕組みを構築し、さらに登録医の先生方むけに2024年11月より「南大阪病院インターネット検査予約システム」による予約を開始いたしました。
放射線科は撮影した画像を診断・管理するだけでなく『被ばく防止・安全管理をする』という役割も担っています。適切な検査方法を常に考慮し、被ばく管理も行っていますので、安心して検査をお受けいただくことができます。
診療科の特色・活動内容
放射線科医師、診療放射線技師、看護師、受付を含め当科診療に関わるスタッフが一丸となって、診療にあたっています。
- 当院では、常勤診断医2名と非常勤医師3名の放射線診断専門医が診療に従事し、安全かつ円滑に検査を実施し、適確な画像診断を行うことを第一にしています。
- 診療放射線技師が、患者さんの姿位・状態に応じて最適な条件で撮影をした画像を、読影・診断・レポート作成を行い、他科の医師に診断結果を報告しています。
- 画像診断レポートの質の向上のため、各科とのカンファレンスや放射線科内での検討会、放射線学会をはじめとする最新の医学研究に積極的に参加し貢献することを心がけています。
検査件数実績
令和6年度 放射線科 撮影・検査件数
区分 | 入院 | 外来 | 計 |
X線撮影 | 8,713 | 14,516 | 23,229 |
乳房撮影(マンモグラフィ) | 23 | 1,209 | 1,232 |
骨密度検査 | 38 | 1,657 | 1,695 |
透視検査 | 975 | 594 | 1,569 |
CT検査 | 2,015 | 11,050 | 13,065 |
MRI検査 | 456 | 3,416 | 3,872 |
血管造影検査(アンギオグラフィ) | 460 | 24 | 484 |
スタッフ一覧
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中島 秀行
主な資格
- 日本医学放射線学会(専門医)
-
境 一光
主な資格
- 日本医学放射線学会(専門医)