臨床研修センター
豊富な外来・入院患者数及び手術症例数と適切な指導体制の下で、プライマリケアを中心に幅広く医師として必要な診療能力を身につける。
臨床教育センター長
森本 謙一
医学生の皆様、数ある研修先の中から、当院での研修にご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
我々南大阪病院は、大阪公立大学医学部附属病院、大阪医科薬科大学病院との協力のもと、1年次の研修を担当しております。地域医療の中核を担う当院では、マンツーマンでの指導体制のもと、一般的な疾患から専門性の高い症例まで幅広く経験できることが特徴です。また、救急対応やカンファレンス等を通じて、実践的な診療力やチーム医療の姿勢をしっかり身につけることができます。年間2700例以上の手術件数や10000例以上の内視鏡検査など、さまざまな症例を経験できることが当院の特徴です。
病院見学やご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。皆さんの医師としての第一歩を、当院で共に歩めることを心よりお待ちしています。
臨床教育センター長
森本 謙一
内科 部長
川口 祐司
糖尿病を“診られる医師”になるために——当院での研修を、強くおすすめします。当院には糖尿病専門医が7名在籍しており、1型・2型糖尿病をはじめ、その他の各種糖尿病を含めて年間2,000名以上の患者さんを診療しています。日常診療の中で、糖尿病注射療法の導入、間欠スキャン式持続血糖測定(isCGM)、持続皮下インスリン注入療法(CSII)などの先進的な治療や、糖尿病合併症を有する症例も数多く経験することができます。糖尿病は、内科のみならずすべての臨床医が知っておくべき重要な疾患です。入院・外来を問わず、あらゆる診療科に関わるこの疾患をしっかりとマスターしておくことが、医師としての将来に必ず大きな力となります。診療の現場で確かな力をつけたいあなたを、私たちは心から歓迎します。ぜひ、当院で研修し、糖尿病診療の深さとやりがいを実感してください。
(もちろん、一般的な内科疾患は一通り経験できます。どこの病院の内科で研修をスタートするかでこれからの医師人生は大きく変わります。研修医の先生にはマンツーマンで指導医が付き、指導医以外にもいつでも他の医師に気軽に相談できる体制を構築しています。)
消化器外科
瀧井 麻美子
みなさん、こんにちは。消化器外科医の瀧井です。
今回、初期臨床研修医の先生方に対する「実践中心の研修カリキュラム」を新たに構築すべく、本年度よりカリキュラム委員として参加することになりました。
研修医の先生が主体的に考え、実践していく力を身につけて活躍できるのはやはりERの場です。当院では初期アセスメントから緊急処置まで実地経験を積むことが可能であり、必要な状況下では我々上級医が必ずサポートします。消化器外科のローテーション期間には、研修医の先生向けの縫合・結紮実習だけでなく腹腔鏡手技の実習が年3回組み込まれています。また食道癌手術・膵臓癌手術などの大手術から、鼠径ヘルニア手術、胃がん・大腸がんに対するロボット手術など多くの手術を見ることができるのも当院の強みです。
医局内では研修医の先生のプライベートな部屋が配置されながらも、部長クラスまでワンフロアになっており、診療科の垣根を越えて気軽に相談しやすい雰囲気になっています。
少しでも興味があればぜひ一度見学にいらして雰囲気を感じてください!
循環器内科 医長
綾田 健士
循環器内科は、薬物療法からカテーテル治療、不整脈診療、そして心不全管理に至るまで、非常に幅広い領域を扱います。2〜3か月の研修期間ですべてを修得することは到底できません。しかし、その限られた期間が、これから始まる長い医師人生の礎となるよう、私たちは皆さんと向き合いたいと考えています。
初期臨床研修の2年間では、内科系・外科系問わずさまざまな診療科を経験します。そして専門領域に進んだ後も、医師として働き続ける限り、すべての診療科と少なからず関わりを持つことになります。医学の勉強は生涯にわたって続くものです。だからこそ、循環器内科での経験が「患者を守る力」「地域を守る責任感」「一人の自立した医師としての覚悟」を育む機会となってくれる
ことを願っています。そのうえで、それぞれが“Stand Alone”として自立しながらも、互いを“Respect”し合い、チームとして機能できる関係を築いてほしいと願っています。身につけた知識と技術を、ぜひ患者さんや地域のために惜しみなく還元してください。そして、当院で過ごす時間を、「自分のチカラをつけることを最優先に考える時間」にしてほしいと思います。
2024年度に初期研修をさせていただきました。勉強会等の先生方の手厚い指導もありとても充実した研修生活を送ることができました。
ローテションで回る診療科以外の診療科の上級医の講義や、
縫合実習・腹腔鏡の実習なども行っています。
ローテションで回る診療科以外の診療科の
上級医の講義や、縫合実習・腹腔鏡の、
実習なども行っています。
研修医が利用できる独立した研修医室があります。
さらに、病院から、徒歩7分ほどの場所に寮も完備しております。
南大阪病院臨床教育センターは、初期臨床研修施設として研修医の育成に力を入れてきました。大阪公立大学研修医(一年次)に加えて、大阪医科薬科大学(二年次)の協力型研修病院として初期臨床研修医の受け入れをしています。
また大阪公立大学医学部、大阪医科薬科大学医学部の学外臨床実習生の受け入れも行っており、次世代の医師養成に積極的に関与しています。
| 研修医 出身校一覧 | |
|---|---|
| 大阪市立大学 | 39 |
| 大阪公立大学 | 3 |
| 川崎医科大学 | 3 |
| 近畿大学 | 3 |
| 和歌山医科大学 | 3 |
| 関西医科大学 | 2 |
| 香川医科大学 | 1 |
| 金沢医科大学 | 1 |
| 久留米大学 | 1 |
| 鳥取大学 | 1 |
| 福島県立医科大学 | 1 |
| 宮崎医科大学 | 1 |
| 山口大学 | 1 |
| 合計 | 60 |
(2010年以降)
興味ある診療科を見学してみませんか。
見学希望の方は、メールもしくは、南大阪病院臨床教育センター事務局までお申し込みください。
メールにてお申し込みの場合は、次の項目について記載して下さい。
(1)氏名(フリガナ):
(2)メールアドレス:
(3)見学区分:(臨床研修医と記入ください)
(4)性別: 男 or 女
(5)所属施設名: 大学名および学年
(6)希望診療科
(7)見学希望日:(いくつか候補日をお答えください)
(8)その他: (見学で希望する事項がありましたら記入ください)
送付先e-mail:houjinhonbu@minamiosaka.com
大阪市住之江区東加賀屋1丁目18-18
社会医療法人景岳会 南大阪病院
臨床教育センター事務局(法人本部内)
TEL 06-6685-0221 FAX 06-6682-4774
担当者:法人本部 種継 (内線 8031)