地域医療支援病院について
南大阪病院は大阪府知事より「地域医療支援病院」の承認を受け、4月1日よりその運用を開始しました。
「地域医療支援病院」とは何か、なぜ当院はそれを目指したのかを説明します。
地域医療支援病院とは、人々が住み慣れた地域で希望する医療サービスを受けられるように、かかりつけ医(主に開業医の先生方)への支援と専門的な医療の提供などを通じて地域全体の医療を支える病院のことです。国が定めた制度で都道府県知事により承認されます。今年初めの時点では大阪府内で50病院が承認されています。
国の政策として開業医の先生方を中心にかかりつけ医を支援が進んでいます。その一方で病院、特に急性期病院は、かかりつけ医を支援するためにも本来の病院機能である入院医療や救急医療・高度専門医療に注力する事が求められています。
地域医療支援病院とはその様な役割分担を推進するための制度です。当院も地域医療支援病院として、かかりつけ医の先生方のご協力を得ながら、地域の皆さんが適切な医療を、安心して効率よく受けられる体制作りに努めたいと考えています。
患者の皆さんには、当院以外にも、より身近な存在であるかかりつけ医を持つことをお勧めしています。いざという時にはかかりつけ医からの紹介状を持参いただければ、迅速に対応します。
医療制度改革に伴う行政からの指導により、他の医療機関等からの紹介状のない患者様については、初診時に選定療養費7,700円(税込)をいただくことになりました。(但し、救急・公費患者様は除きます)
当日予約の無い紹介状のない初診患者さんは、予約を取っていないので診察待ち時間があります。もしくは、診療科によっては当日診察が困難で、当日診察できないこともあります。ご理解賜りますようお願いいたします。
当院は住之江区・西成区の2区内では唯一の地域医療支援病院です。地域医療・地域連携においてその責任は重大です。今後ともご支援ご協力の程よろしくお願いします。