新着情報

　2024年12月14日（土曜日）に外来棟1階多目的ホールで公開医療講座が開催されました。

　今回のテーマは「「心筋梗塞と狭心症」～本当に怖い動脈硬化の話～ 」で、循環器内科　医長　綾田健士　が担当でした。

　心筋梗塞と狭心症の原因となるのは動脈硬化ですが、動脈硬化とは「血管の経年劣化（いわゆる老化現象）」で動脈の壁が厚く硬くなり弾力を失う病態です。これにより血流が悪くなり、血栓症を引き起こし心筋梗塞と狭心症が発症することが知られています。

　今回の講演では、前半では動脈硬化は生活習慣病と深く関連していることや、危険因子（喫煙、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病）を管理することで、動脈硬化の進行を予防出来ることや、管理にはかかりつけ医を持つことの重要性が解説されました。後半では、「狭心症」「心筋梗塞」の病態や治療（薬物療法、運動療法、カテーテル検査/治療）についての解説がありました。特にカテーテル治療については実際の血管の画像を用いてバルーンやステント留置による血管拡張について詳しい解説がありました。

　当日は約90名と非常に多くの方にご参加頂き、熱心に聴講されておられました。また、質疑応答の時間では患者様の実体験も含めて多数の質問があり、盛況な会となりました。

　健康に関することをなんでも相談でき、必要な時には当院の様な専門医・専門医療機関を紹介してくれるかかりつけ医を持つことが生活習慣病の管理には大切であるとされています。健康管理のためにも、皆様も是非かかりつけ医を見つけましょう。

今後開催予定

次回講座テーマ
【 今こそ、知りたい キッズ（傷）、処置の話　～形成外科はキッズ（傷）の味方です～】
講師：形成外科     蔡　顯真

【日　時】2025年2月8日（土曜日）　14：00〜15：00
【場　所】 南大阪病院 外来棟 １階 多目的ホール
【参加費】 無料
　※ 事前申し込みは必要ありません、直接会場へお越し下さい。
　※ 日程および内容は急な変更もありますので、その際にはご了承ください。
　※ 皆さまの皆さまのご参加をお待ちしています。