2025年4月12日(土曜日)に外来棟1階多目的ホールで公開医療講座が開催されました。
今回のテーマは「受けなアカン、がん検診! 知らんけど(は無しよ!) 」で、
南大阪病院 特別顧問/大阪市立大学名誉教授・医学博士 荒川 哲男 が担当でした。
今回の講演では、日本は世界トップクラスの「がん大国」であり、その中でも大阪の平均寿命、健康寿命が全国平均と比較して短く、更に平均寿命と健康寿命の差が大きいこと、その差が大きい理由の1つががんであることの解説がありました。
また、死亡数が多いがんとして「大腸」や「胃」が多く、がんにかかることは防ぎにくいですが、がんで死ぬことは防げるはずであり、検診による早期発見が死亡率低下に大きく寄与することを実体験も含めて解説がありました。
一方で、大阪ではまだまだがん検診受診率が低いこと、低い理由を深堀することで市民の皆様の不安を取り除くことで早期のがん検診受診をお勧めしました。
最後に住之江区で生まれた「便潜血免疫検査2回法」や便中ピロリ菌検査のご紹介、検査から診察までの流れを紹介し、簡便に検診を受診していただけることをテイクホームメッセージとしました。
当日は約50名と非常に多くの方にご参加頂き、熱心に聴講されておりました。
また、質疑応答の時間では患者様の実体験も含めて多数の質問があり、盛況な会となりました。
今後開催予定
次回講座テーマ
【 乳がんについて知っておいてほしいこと その1】
講師:院長代理 乳腺外科部長 中谷 守一
【日 時】2025年6月14日(土曜日) 14:00〜15:00
【場 所】 南大阪病院 外来棟 1階 多目的ホール
【参加費】 無料
※ 事前申し込みは必要ありません、直接会場へお越し下さい。
※ 日程および内容は急な変更もありますので、その際にはご了承ください。
※ 皆さまのご参加をお待ちしています。