腎がんは、以前は片方の腎臓を全て摘除する腎摘除術が行われていましたが、現在は小径の単発の腎がんであれば機能を温存する部分切除が行われるようになっています。
2025年7月より当院泌尿器科では、十分な準備を行った上でより患者さんによりやさしい治療を目指して、腎がんの腎部分切除手術にも『手術支援ロボット ダヴィンチ』の適用を開始しました。
本手術は手術支援ロボットによる手術の特徴である、3Dによる良好な視認性と人間の手の動きを越える精密性を活かして、従来の腹腔鏡下手術を上回る成績が期待されます。
腫瘍の状態や手術の既往などから本手術の適応とならない場合もありますので、詳しくは担当の泌尿器科医師にご相談ください。