胃癌に対し手術支援ロボットによる手術が始まりました
当院外科では2024年より、手術支援ロボット ダヴィンチ(da Vinci)による手術を開始しました。現在、当院外科で保健適用で可能な手術支援ロボットによる手術の対象となる疾患は、直腸癌・結腸癌・胃癌・食道癌ですが、導入当初は直腸癌・結腸癌に対して手術を開始し、手術場のスタッフが手術に習熟した2024年7月に、胃癌に対しての手術支援ロボットによる手術を開始しました。
ダヴィンチ(da Vinci)による手術では、外科医は3Dカメラで映し出された立体画像を見ながら手術を行います。この3Dカメラによるデジタルズーム機能は、手術部位を10倍まで拡大して見ることができ、微細な解剖学的構造物の確認が可能となります。また、ロボットの四本のアームにつながれた鉗子は、狭い空間でも自由な動きが可能でかつ外科医の手の動きと連動することで繊細な動きができ安全に手術が可能です。
胃癌に対するロボット支援下胃切除術は2018年に保健適用となっていますが、様々なメリットがあり、今後件数が増加すると考えられています。当院では、ステージⅠ~ステージⅢの胃癌の方をダヴィンチ(da Vinci)での手術適応としています。 術式は幽門側胃切除・噴門側胃切除・胃全摘術など、胃癌に対して行われている術式の多くを行っていく予定です。
南大阪病院外科では24時間体制で外科疾患の診療行っております。 Tel : 06-6685-0221 (代表)