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南大阪病院外科News 2023年Summer

外科コラム

24時間pH・インピーダンスモニター導入しました

当院外科は、食道外科専門医認定施設として、食道疾患の診断・治療に力を入れています。2023年5月より逆流性食道炎や喉の違和感を持つ患者さんを対象としたより詳細な診断が可能な24時間pH・インピーダンスモニターを導入しました。
日常臨床では逆流性食道炎の症状があっても内視鏡検査では粘膜障害が見られない方も多くあり、その様な方にこの検査を行うことで、実際の酸逆流の有無や程度、逆流物の評価(液体・空気)を正確に診断することができます。特に逆流性食道炎の症状があっても、制酸剤で効果が得られない方にも有用な検査であると考えております。

  1. 24時間連続測定を行うため1泊入院が必要で、木曜日入院・金曜日退院としています。
  2. 鼻腔から細いチューブが入らない方は測定できません。
  3. 費用は1割負担の方:10,000円程度、3割負担の方:26,000円程度です。

日本食道学会のホームページには「食道外科専門医認定施設」は近畿でも大学病院・センター病院を中心に20施設(京都:2施設・大阪:11施設・滋賀:1施設・兵庫:5施設・奈良:1施設・和歌山:0施設)のみで、 「食道外科専門医認定施設」で施行された胸部食道癌に対する外科手術は、非認定施設での外科手術より術後合併症が少なく、手術関連死亡が有意に低く、長期治療成績も良いことが記載されています。

南大阪病院外科では、24時間体制で外科疾患の診察を行っています。
Tel:06-6685-0221(代表)