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マンモグラフィ検査について

こんにちは!今回はマンモグラフィ検査についてです。

マンモグラフィってお胸を挟んで痛い検査というイメージがあると思います。
なぜ挟むのか?乳腺エコーとは何が違うの?などの質問をしてくださる方も少なくありません。
マンモグラフィへの理解が深まり、検査に対する不安などが少しでも軽くなると幸いです。

マンモグラフィ検査とは

マンモグラフィ検査は乳房専用のX線撮影です。乳房を機械で挟んで薄く伸ばし、X線を照射して乳房内を撮影する検査です。

基本的な撮影方向は、CC(上下)方向・MLO(斜め)方向です。
乳房を左右それぞれ2方向ずつ、計4回撮影します。
検査時間は10〜15分程度です。

左:CC(上下)方向、 右:MLO(斜め)方向

マンモグラフィ検査は女性の検査と思われがちですが、男性乳がんを疑われるときには男性も検査しています。

なぜ乳房を圧迫するの?(痛みの原因です(>_<))

マンモグラフィ検査の痛みの主な原因である圧迫して薄く伸ばすことについてご説明します。

圧迫は痛みや不快感があると思いますが、とても重要な工程なんです。
圧迫するといいことをいくつか挙げます。

  • 乳腺を広げて、病変を見つけやすくする
    乳腺同士の重なりが減り、乳がんや腫瘤・石灰化が見つけやすくなります。
  • 被ばく線量を少なくする
    圧迫すると乳房を薄くできるので、 少ない線量で撮影ができます。
  • 画像のブレを防ぐ
    乳房を固定し、動きによるブレがなくなることで診断しやすくなります。

★圧迫による痛みの感じ方には個人差があります。

マンモグラフィの圧迫は数秒で終わりますが、体質や乳房の大きさ、乳腺が発達している40歳代以下の方、生理の前後で胸が張っている時期は痛みが増すこともあります。


また力が入ってしまうと、痛みを感じやすいため、ぜひリラックスして検査を受けてください。

私たち放射線技師も痛みが少なくなるよう努めていますが、我慢できないときは気軽に相談してくださいね。

マンモグラフィと乳腺エコーの違い

乳腺エコーは、超音波で内部をリアルタイムに観察できます。痛みや被ばくはなく、小さいしこりを見つけることに有用です。高濃度乳房(乳腺が発達している状態)でも観察できるので、妊娠中・授乳中でも受けられます。

ここまで聞くと、乳腺エコーがいいなあと思ってしまいますが、マンモグラフィと乳腺エコーでは得意なことと苦手なことが異なります。

マンモグラフィは、乳がんにみられる微細な石灰化を写すのが得意です。

乳腺エコーは、しこり(腫瘤の性状)を写すのが得意です。

それぞれ得意分野が違うので、併用することで診断に有益です。

このとき、「じゃあ、どちらも受けるべき?」と聞かれることがあります。
放射線技師としての答えは以下になります。

  • 20〜30歳代はエコーが向いていると思います。
    → 乳腺が発達しておりマンモでは白く写って石灰化などがみえにくいことがあります。
  • 40歳以上はマンモグラフィが向いていると思います。
    → 国の指針で40歳以上からマンモグラフィによる乳がん検診 (2年に1回)が推奨されています。
  • エコーとマンモグラフィを併用すると、それぞれの弱点を補うことができます。

最後にクイズです!

マンモグラフィ検査をする前にしてはいけないことはどれでしょう?
2つ選んでください。

  1. 制汗スプレーを使用する
  2. ボディークリームで保湿する
  3. 髪の毛を結んでまとめる
  4. アクセサリーを外す
  5. 食事・水分をとる

正解は1・2です。

制汗スプレーなどの成分が画像に写ってしまい、石灰化と間違う可能性があります。
検査室内にウェットティッシュを用意しておりますので、ご活用ください。

最後に

乳がんは早期に発見し治療することで生存率が高まります。
そのため、乳房に何か気になることがあれば、すぐに受診・検査を行うことが大切です。

マンモグラフィは痛みの伴う検査ですが、病気の発見のためにも必要な検査です。
今回の放射線科だよりを読んで、少しでも検査の必要性を感じて頂けていれば幸いです。

ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご質問くださいね(*^^*)